論文を書くには その3

論文を書くにはインターネットを利用して、wordなどを用いてまず原型を作成します。その上で重要なことは、「効率性」です。調べ物をして、wordに書いて、また調べて、、という繰り返し作業において、パソコンの画面が広い方がすごく有利です。

 論文や図表を見ながら本文を書いたり、レビュアーのコメントを見ながら返事を書いたりするときに、やはり二画面は欲しいです。

 これで劇的に生産性が上がります。

そして論文写真を撮る3つのコツ

 イケてる論文写真を撮るコツは、この3つです。

 1) 絞りとコンデンサの調整

 2) ホワイトバランス

 3) スケールをいれて撮影する

 カメラに詳しい人ならわかると思いますが、光学顕微鏡は中心に比べて周辺は若干暗く解像度が低いことがあります。周辺の暗さは、「絞り」と「コンデンサ」の調整でいくらか改善することができます。(周辺の歪みはレンズの性能によると思います)

できればスケールを入れて撮ってほしいです。スケールが入っていれば、後になっても映っているものの大きさ、長さを測ることができますし、画像の大きさ調整するときでも問題なく行えます。

図表と矢印で見せる論文のコツ

 写真の撮り方についてお分かりいただいたと思います。では、論文中の写真の掲載方法で気にすることは、というと、以下の3点があります。

 1) Figureに複数の図がある場合には大きさを揃えること

 2) 白い部分の色が一緒であること

 3) 必要な部分を図示してあること

 です。

Figureには、Figure legendと呼ばれる図の説明が必要になります。1つのFigureに複数の画がある場合には、記号などをつけてわかりやすく説明するとよいでしょう。ちなみに矢印はArrow、三角はArrow head、塗りつぶされた矢印はClosed arrowと呼びます。

今回のまとめ

 1) 可能な限り高像度で取り込む

 2) 顕微鏡の絞り、光軸を調整していい写真を取む

 3) ホワイトバランスも忘れずに

 4) 大きさ、「白」を統一するとスッキリ見える

 5) 示したい部分を矢印などでしっかり図示する

(m3参照)